子犬をお迎えして、まず1番最初に困るのは「トイレの失敗」という飼い主さんが大勢います。
生理現象なので、生き物は食べれば排泄するのが当たり前で、尿や便が出ないと病気の心配があるので、即病院行きです。
子犬をお迎えしたら、まず最初に教えたいものの1つが、トイレトレーニングです。
子犬のトイレのしつけの時期や、教え方を説明していきます。
子犬のしつけはいつから始める?
子犬のしつけは、お迎えした日から、すぐに始めていきます。
子犬は眠る時間が長く、目を覚ましている時間には、可愛さのあまり何をしても許したくなりますが、今だからこそ必要なことを教え始める必要があります。
子犬は物覚えが良く、新しいことを覚えるのに最適な時期です。
お迎えしたその日から、人と一緒に暮らすうえで必要なルールを、しっかり教えていきましょう。
ただし、お迎えしたばかりでストレスが大きいようでしたら、無理にしつけをしようとせず、まずは環境に慣らすことを優先してあげてください。
子犬をお迎えすることが決まったら、子犬が来るより先にトイレやサークルの準備をしておくのが望ましいです。
トイレを準備しよう
一般的な犬のトイレは「トイレトレー」と「トイレシート」で、作ることができます。
子犬がトイレシートを噛んで壊してしまうなら、シートの上にメッシュ状のカバーを付けて使用します。
トイレトレー
犬はトイレをする時に、くるくる回ってからすることが多いので、回ってからトイレをしてもはみ出さないように、子犬の身体のサイズより少し大きめのトイレトレーを用意します。
トイレトレーのフチは、ある程度高さがある方が、トイレの場所を認識しやすく、失敗が少なくなります。
トイレシート
子犬のうちは、長時間おしっこを我慢することができず、「月齢+1時間程度」しか我慢できないので、1日のトイレ回数が多く、少量の尿を何度もします。
大きいサイズを1枚敷くのではなく、小さいサイズを2枚敷いて、汚れたら取り換えるようにします。
トレーニングには、レギュラーサイズの薄型ペットシートで十分です。
トイレの設置場所
子犬はサークルの中で過ごす時間が長いので、サークルの中にトイレを設置します。
子犬の睡眠時間は長く、1日18時間ほどの時間を眠って過ごしているので、サークルを安心できる場所にするため、子犬はサークルから出さずに、そっとしておいてあげましょう。
子犬をお迎えした直後は、サークル全体にトイレシートを敷きます。
サークル内でのトイレの位置が定まってきたら、その場所にトイレトレーを設置します。
サークルは蓋がついていないタイプもありますが、活動的な犬だと上から脱走することもあるので、蓋つきのサークルをオススメします
トイレトレーニングを始めよう
サークル全体にトイレシートを敷いた状態でトレーニングを始めます。
トイレシートの上で排泄をしたら、直後に、しっかりと声をかけながら褒めてあげます。
褒めるタイミングが遅れてしまうと、子犬は何を褒められたのか分からなくなってしまいます。
1週間ほどすると、サークル全体に敷いたトイレシートの中でも、頻繁に排泄する場所が決まってきます。
よく排泄をする場所にトイレトレーを置いて、トイレの場所を決定します。
トイレで排泄できたら、しっかり褒めて、子犬をサークルの外にだします。
排泄を失敗してしまったら、子犬を怒らず、すぐに排泄物を片付けます。
子犬が排泄をするタイミングは、寝起き、食後、遊んだ後が多いので、タイミングを見計らって排泄をさせ、サークルから出します。
ただし、子犬のうちは短時間で排泄を繰り返すので、10分遊んだら再びサークルに戻し、排泄ができたらサークルの外に出すことを繰り返します。
サークルの外では、いきなり広い場所を自由に行動できると、サークルに戻りにくいので、自由に行動できるエリアは徐々に広げていくようにします。
また、排泄のタイミングで「ワンツー、ワンツー」などの排泄コマンドをかけるようにします。
子犬が「ワンツー、ワンツー」と言われた時に排泄をすれば良いと理解できるように、毎回排泄のタイミングで「ワンツー、ワンツー」と声をかけ、排泄が成功したときに、十分に褒めます。
月齢と共にトイレを我慢できる時間が長くなっていくので、生後3か月には15分、生後4か月には20分というように、どんどんサークルの外にだす時間を長くしていきます。
子犬のトイレトレーニングは、とにかく根気よく教えていくことが大切です。
そして、子犬が排泄を失敗しても、怒らないことも大切です。
怒られると、排泄をしたこと自体を怒られたと勘違いし、排泄を我慢するようになってしまうことがあるので、絶対にトイレの失敗を怒らないでください。
上手にできたら褒めるのが、成功への近道です。
根気強く頑張ってくださいね!
まとめ
子犬をお迎えしたら、すぐにでもトイレトレーニングを始めましょう。
愛犬がいつまでもトイレの失敗を繰り返していると、辛いのは飼い主です。
そうならないために、焦らず根気強く教えていきます。
子犬へのトイレトレーニングのポイントは2つです。
- いきなり広い部屋で練習するのではなく、狭いエリアから少しずつ練習していく
- 子犬がトイレの失敗をしても決して怒らず、成功した時には大げさに褒める
そして、絶対にやってはいけないのが、トイレの失敗を怒ることです。
褒めて教える楽しいトレーニングで、愛犬との素敵な絆を深めてくださいね