熱中症は、犬もかかる可能性があるので、猛暑が予想される今年の夏も、しっかり対策をとる必要があります。
犬の熱中症が重症化すると、下痢や嘔吐などの症状がみられ、後遺症が残ったり、命の危険もあります。
この記事では、犬の熱中症を予防するための方法と、便利に活用できる熱中症対策グッズを紹介します。
犬の熱中症の予防策
熱中症にならないようにするための大切なポイントは4つです。
・室内環境を整える
・外出時には暑さ対策をする
・水分補給をする
・車内で留守番させない
それぞれのポイントについて解説していきます。
室内環境を整える
室内にいても、蒸し暑い状況だと熱中症になる可能性があります。
夏場は、温度25度、湿度50%くらいの室内環境を維持できるように調整してください。
エアコンの設定温度ではなく、実際の室温が25度になっていることが大切です。
外出時には暑さ対策をする
暑い日の外出は熱中症の危険を伴うので、対策をとりながら行います。
日々の散歩は、朝晩のなるべく涼しい時間を選んでください。
注意が必要なのは夕方で、陽が沈んでもしばらくはアスファルトは熱く、地面を触って温度を確かめてから散歩をした方が安心です。
短頭種、高齢犬、持病のある犬などの熱中症になりやすい犬は、必要に応じて散歩の中止を検討した方がよいでしょう。
黒い毛の犬は白っぽい服を着用したり、保冷効果のある暑さ対策グッズを使用するのもおすすめです。
それから、暑い中での激しい運動は控えましょう。
水分補給をする
室内でも、散歩など外出しているときも、必要に応じて水分補給できるように水を準備をしておきましょう。
犬は人間よりも体温調整が苦手なので、こまめな水分補給を心がけてください。
車内でお留守番させない
暑い日の車内の温度は、窓を閉めきっていなくても非常に高温になります。
エアコンの入っていない車内は大変危険です。
また、エアコンが入っている車内でも、犬が動いた拍子にエンジンを止めてしまい、犬が死亡した事故が過去におきています。
エアコンをつけているからといって危険はあるので、車内に犬だけを残して出かけるのは控えた方がよいでしょう。
あったら便利な熱中症対策グッズ
犬用の熱中症対策グッズは、たくさん販売されているので、愛犬に合うグッズを活用して、熱中症対策を行ってください。
クールマット
クールマットは複数のタイプが販売されているので、愛犬の好みに合わせて選んでください。
おおまかには、次のタイプがあります。
・アルミタイプ
・ジェルマットタイプ
・接触冷感布タイプ
いずれも、ペット用に作られた商品の方が、防水やひっかき対策を考慮されて開発されているので、おすすめです。
クールベスト
水に浸して使用すると、気化熱により冷却効果が得られるタイプや保冷剤を使用したタイプがあります。
夏の散歩やアウトドア時に、あると便利なアイテムです。
水に浸して使用すると、気化熱により冷却効果がえられるベストです。
夏の散歩やアウトドア時に、あると便利なアイテムです。
クールバンダナ
クールベストまでは必要ないけど、首元だけでも冷やしておきたいときに便利なアイテムで、ジェルタイプと保冷剤タイプがあります。
デザイン面も考慮した商品もあるので、おしゃれを楽しみながら熱中症対策を取り入れられます。
また、最近では28℃以下になると自然に凍結し、冷凍庫でもスピーディーに凍結するクールリングの人気が高まっています。
首にかけると心地よいひんやり感が続くクールリングは、簡単に繰り返し使えて、冷えすぎないので便利です。
イオンバランス飲料
アース・ペット(株)のペットスェットは、ペットの体液に近いイオンバランスで作られているので、水分・イオンを素早く吸収できます。
さらに、皮ふ・被毛の健康維持をサポートするパントテン酸カルシウム配合、お腹の環境を健康に保つオリゴ糖(ラクトストロース)配合です。
愛犬が飲みやすいヨーグルト風味なので、与えやすいです。
まとめ
犬の熱中症は、重症化すると後遺症が残ったり、命の危険もあります。
愛犬の好みに合うアイテムを活用して、快適な夏の時間を過ごしてくださいね。
愛犬がぐったりしていたり、様子がおかしいようなら熱中症の可能性があります。
万が一に備えて、熱中症の応急処置についても知っておくと安心ですので、コチラからご覧ください。